これからはふくぎょうの時代だと良く言われます。
薬剤師さんの中にもすでにふくぎょうを始めている方、これから始ようと考えている方もいらっしゃることでしょう。
ですが、薬剤師がふくぎょうをする場合、よく考えてから始める必要があります。
あなたがふくぎょうをする目的は何なのか?
一緒に考えていきましょう!
今回は、薬剤師のふくぎょうについてです。あえてふくぎょうをひらがなで書いているのには訳があります。
それは、ふくぎょうには漢字の違う3つの使い方があるからです。
今回は薬剤師のふくぎょうについて掘り下げてみましょう。
3つのふくぎょう
ふくぎょうを漢字で書くと3種類あります。
副業、複業、復業の3つです。
この中で、「復業」はちょっと意味合いが違います。ただ、特に女性の薬剤師さんにとって「復業」はとても大事だと思いますので、この中に入れています。
副業
ふくぎょうと聞いて、思い浮かべるのはほとんどの方がこの漢字じゃないですかね。
普段の会話に出てくる時は、この副業でしょう。
意味は、皆さんご存知の通りです。
基本的に本業を持って仕事をしている薬剤師さんが、本業以外の時間を使って仕事をし、収入を得ている状態ですね。
副業をしようと考えている薬剤師さんのほとんどが、この形態を一番最初に思いつくのではないでしょうか?
復業
この復業は、いわゆる副収入を得るという考えとは違っているかもしれませんね。女性の薬剤師さんで復業されている方はたくさんいらっしゃいます。
中には、薬剤師から一旦他の職業に就き、また薬剤師の仕事に戻ったという方もいらっしゃいますね。
出産、子育て、他の職種についたなどの事情でしばらく薬剤師の仕事を離れていて、一段落した後、再び薬剤師の仕事に復帰するという方はとても多いです。
この復業が比較的簡単にできるから薬剤師を目指すという方もいるくらいです。
この件については、僕は職業を選ぶ基準としてはとても大事なことだと思っています。
また、薬剤師の免許を持っているからといって必ず薬剤師の免許を使った仕事をしないといけないなんて決まりはありませんよね。
薬剤師の免許を持ちながら、他の様々な職種を経験するのも薬剤師ならではの生き方だと思います。
複業
最後に、複業ですね。
これは、全ての薬剤師さんが今すぐにできるわけではないかもしれません。
ですが、せっかく薬剤師という国家資格を持っているのなら、複業に挑戦するのもいいんじゃないかなあ、と個人的には思っています。
僕は、この複業を視野に入れて独立しました。
理由は色々ありますが、一つは、単純に薬剤師以外の仕事に興味があったから。それと、僕の性格は飽き性で一つのことを一生やり続けるのは無理だと自己分析できていたからです。
ただ、最近はもう一つ理由が増えました。
薬剤師も複業をしないと以前ほど収入を得ることができなくなったという理由です。
少し前なら、薬局が他のことに手を出すなんて何事か、といった声もあったかもしれませんが、調剤報酬だけではすでに薬局の経営が難しくなってきており、水面下で他の事業を始めようと考えている薬剤師さんも出てきています。
あなたがふくぎょうをする目的は?
3つのふくぎょうについて用語の意味を確認しました。
では、あなたならどのふくぎょうをしますか?
正直、副業でも複業でもどっちでもいいんじゃないの?
結局は、本業以外の収入が得るのが目的なんだから。
はい、おっしゃる通りです。
目先のお金お稼ぐ事だけが目的なら、どの漢字を使うふくぎょうでも大して差はありません。
ですが、薬再ブログでは、複業推しとさせていただこうと思います。
つまり複業の目的を
せっかく複業(副業)するのなら、その複業(副業)で培った経験やスキルを自分の資産にする。そして、その資産(経験やスキル)を世の中に貢献するために使う、またはシェアすることで、結果的に収入を得る事ができるようなシステムを構築していく。最終的にはそのシステムを回すことで、レバレッジが利くように自動化する。すなわち複業を通じて個人の市場価値を上げることを目的とする。
と勝手に定義づけようと思います。
複業で個人の市場価値を上げる
数年前ですと、副業といえば何か悪いことをしているというイメージがあったかもしれません。
僕も20代の頃にやっていたのは、この記事でいう副業でした。それも薬剤師として休日診療所に出務するか知り合いの薬局でアルバイトするとかそんな感じです。
当時は、インターネットも何じゃそりゃ、ガラケーを持っている友達を見てスゲーと言っているような時代です。
情報も少なかったですし、副業の種類そのものも片手で足りるくらいしか知りません。ましてや複業しようにもどうやればいいかなんて全くわからない時代でした。
ですが、今は違いますよね。
副業を解禁する企業も増えて来ていますし、実際に副業をしている薬剤師さんも多くいらっしゃいます。その中にはもうすでに気付いている薬剤師さんもチラホラ。
これからは個人で稼げる力を養う必要があるぞ!
つまり、薬剤師としてだけではなく個人としての市場価値を上げていく時代に入ったということですね。
そして、そのためには、薬剤師として経験を積むだけでなく、ビジネスの知識や経験をも身につける事が必要です。
そして、複業があなた個人の市場価値を上げるのに最もいい方法になるんじゃないでしょうか。
複業するための準備を始めよう
でも、うちの会社は副業禁止。今後も解禁の予定はないから私には無理だわ。
そうですよね。
まだまだ、今のところ副業すらさせてくれる薬局は少ないのが現状です。そして、あなたの会社のルールを破ってまでやることはさすがにお勧めしません。
なので、こうしましょう。
マネタイズしないでおきましょう。
そして時がきたら、すぐにマネタイズできる状態にまでしておくんです。
つまり、あなたが今やるのは、
いざ、複業解禁!
ってなったときのために準備を始めるということです。
今回のまとめ
複業、復業、副業
これからの時代、ほとんどの薬剤師さんが一度は考えないといけなくなるワードになるかもしれません。
もちろん、今の薬剤師としての仕事を疎かにして、ふくぎょうに振り回されるというのは本末転倒です。
当サイトでは、あくまでも本業でより一層成果を出したり、より世の中に貢献するといった目的を持って複業にトライすることを応援したいと思っています。
ちなみに、可能なら副業も復業もどんどんやったほうがいいと思います。そして、もしそれらができない環境なら、まずはできる環境に身を置くのも大切なことじゃないかな。
最後にもう一つ。
僕は、自分を含めて薬剤師の可能性は世間が思っている以上にもっと大きいと思っています。
副業を単なる目先の収入UPとして考えるのではなく、あなた自身の市場価値を向上させ、世の中を変えるくらいの事業(複業)にすると捉えてチャレンジすれば、必ず本業にも相乗効果が生まれるんじゃないでしょうか。
じゃー、まずは手始めにそのサイクルを回すための準備を始めるとしましょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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